下半身や脚のシルエットをすっきりと見せ、引き締め効果もあるのがスキニーです。
しかし、デニム生地のスキニーの場合は生地の伸縮性が低く硬いため、苦手に感じている方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、ストレッチスキニーパンツです。
今回はストレッチスキニーパンツの特徴、メリット・デメリット、サイズの選び方などを解説します。
デニム生地のスキニーが苦手な方、ストレッチパンツのスキニーに挑戦したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ストレッチスキニーパンツの特徴

スキニーを穿きたい方のなかには、スキニー特有の締め付けや動きにくさが苦手だと感じている方もいるでしょう。
そんな悩みを解決してくれるのが、ストレッチパンツのスキニーです。
最近は、おしゃれをしつつリラックスを求める方が多いため、ストレッチ素材を使用したスキニーが人気です。
スキニーと似たもので、スリムパンツがあります。スリムパンツは細身のパンツで、下半身をすっきりと見せてくれます。
一方でスキニーは英語で「皮膚のように身体にピッタリ」といった意味です。
スリムパンツもスキニーも細身のパンツであることには変わりませんが、より細いのがスキニーです。
ストレッチスキニーパンツのメリット・デメリット

ここからは、ストレッチスキニーパンツのメリットとデメリットを紹介します。
パンツなどを購入する際には、メリット部分のみに注目されがちです。しかし、実際に日常で着用していると、どうしてもデメリットも目についてしまいます。
購入してから違和感を感じてしまわないように、あらかじめメリットとデメリットを把握しておきましょう。
3つのメリット
ストレッチスキニーパンツのメリットは以下の3つです。
- 動きやすい
- きれいな足のラインを出せる
- さまざまなコーデに合わせやすい
1つ目は、ストレッチ素材を使用したパンツの最大のメリットである動きやすさです。先ほども触れたとおり、デニム生地などのスキニーは生地が硬い場合が多く、着用すると窮屈感や動きにくさを感じる方が多いです。
対して、ストレッチ素材は伸縮性に優れているゴム系の化学繊維を使用しているため、窮屈感や動きにくさはあまり感じません。
より動きやすさを追求したい場合は、伸縮性が高いポリウレタン系の繊維を使用しているパンツか、2Wayタイプのパンツを選ぶと良いでしょう。
2つ目は、きれいな足のラインを出せる点です。あまり窮屈感や動きにくさを感じたくない方が硬い生地のスキニーを購入する際、実際のサイズより少し大きい物を購入する場合があります。
しかしそうなると、スキニーの特徴でもある足にフィットするような細身のパンツである点が活かせません。ストレッチパンツのスキニーであれば、生地に伸縮性がありピッタリのサイズで着用しても窮屈感や動きにくさは感じません。
そのため、きれいに足のラインが出せます。
3つ目は、さまざまなコーデに合わせやすい点です。締め付けられる感覚が苦手な方も多いスキニーですが、さまざまなコーデに合わせやすいアイテムです。
下半身のシルエットがすっきりとしているので、トップスにボリュームがあるセーターやバーカーを併せるとメリハリのあるコーデになります。
逆にトップスも細身のものを選ぶと、全体的に引き締まったスタイリッシュなコーデになります。
3つのデメリット
メリットが多いストレッチスキニーパンツのデメリットは3つです。
- 生地が伸びてしまう
- 劣化が早い
- 穿き方を間違えると印象が悪い
1つ目は、生地が伸びてしまう点です。生地に伸縮性があるのは、ストレッチ生地のメリットですが、このメリットがデメリットにもなってしまいます。
ストレッチ素材には、伸縮性と同時にキックバック性を持っています。
このキックバック性は、伸びてしまった生地を元の形に戻す性質です。しかし、何度も着用していると、少しづつ衰えてしまいます。
特に、足のシルエットにフィットしているスキニーはワイドパンツなどと比べ、少しの動きでも伸縮が必要です。
その結果、はじめは足にピッタリと密着したパンツだったにもかかわらず、膝の部分など良く伸縮を繰り返す部分から伸びが出てきます。
伸びを改善する方法としては、スキニーを裏返しにして霧吹きで少し濡らしたうえでアイロンをかける方法があります。
こちらの方法を行えば、多少の伸びは改善できますが、限界はあるので、あくまでも簡易的な処置だと思っておきましょう。
2つ目は、劣化が早い点で、先ほど紹介した生地が伸びてしまう点にも共通している部分です。ストレッチ素材に使われている素材で伸縮性が高いポリウレタン系の素材は紫外線や湿気などで劣化が始まります。
パンツを穿いて絶対に外に出ない方はいないため、劣化は避けられません。どれくらいの頻度で着用するのかにもよりますが、寿命は大体3年程度といわれています。
ストレッチ素材のスキニーは比較的安価なものが多いため、劣化してきたら新しいスキニーを購入するつもりの方であれば特に問題はありません。ただ、1本のスキニーを大切に長期間着用したい方には向かないかもしれません。
3つ目は、穿き方を間違えると印象が悪くなってしまう点です。スキニーはさまざまなコーデに合わせやすいアイテムですが、サイズ感を間違えてしまうと一気に印象を悪くしてしまいます。
足にぴったりと張り付くスキニーですが、サイズを小さくしすぎてパツパツになってしまうと、上手に穿きこなしているとはいえなくなります。
伸縮性があるとはいえ、縫い目に負担がかかり、破れの原因になる場合もあります。スキニーは大きすぎず、小さすぎない最適なサイズ選びが重要です。
ストレッチパンツスキニーのサイズの選び方

サイズの選び方が難しい、ストレッチスキニーパンツですが、ここで紹介するサイズの選び方を知っておけば失敗する確率も下がるでしょう。
ここでは3つのポイントで紹介します。
- 程よいゆとりのあるもの
- 裾の長さ
- 股下の長さ
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
程よいゆとりのあるもの
ストレッチスキニーパンツを選ぶ際には、小さすぎず大きすぎない自分の下半身にぴったりと合うものが最適です。初めてスキニーを購入したり、不安だったりする方は、一度試着してみることをおすすめします。
一度着用し、立った状態で太ももやウエスト部分が摘まめる程度のゆとりがあると良いでしょう。この時、スキニーと足の間に明らかなゆとりがある場合はサイズが大きい可能性があるので、1サイズ小さいものを試着してみてください。
摘まめる程度の余裕が無い場合、動いたりしゃがんだりするとストレッチ生地でも窮屈に感じたり、生地を傷めたりする原因になるので1サイズ大きなものにしてください。
裾の長さ
スキニーの裾の長さによって、印象が大きく変わります。スキニーの特徴である、すっきりとしたシルエットを最大限に活かしたい場合は、くるぶし丈ちょうどの長さのものを選びましょう。
足長効果やスタイルを良く見せる効果があります。よりスタイルを良く見せたいのであれば、ショートブーツなどのヒールが高いものと併せるのがおすすめです。
スキニーの中には、少し裾が長く作られており、足首のあたりでくしゅくしゅとまとまる形もあります。そちらもかわいいですが、スタイルを良く見せたいのであれば、裾に余りが出ない方を選びましょう。
股下の長さ
ジーンズやスキニーは股下の長さによって大きく3つの種類があります。
まずは、股上が25cm以上のパンツをハイライズといい、足長効果やお腹周りが気になる方におすすめです。
お腹周りまでしっかりとカバーしてもらえるので、しゃがんだ際にインナーが見える心配もありません。
ハイライズを活かすには、短めのトップスを合わせたりパンツの中にトップスを入れたりするといいでしょう。
次に、股上23cm以下のパンツをローライズといい、美尻や美脚効果、着瘦せ効果が期待できます。
さまざまなトップスにも合わせやすいので、コーデの幅が広がるでしょう。ただ、股上が浅いパンツのため、かがんだ際に腰や下着が見えてしまう可能性があります。
どうしても腰周りが気になるのであれば、長めのトップスなどを合わせても良いでしょう。
最後に、股上23~25cmのパンツをミッドライズといい、骨盤やお尻の大きさに悩んでいる方におすすめです。
また、最も一般的な股上のサイズになるので年代や流行に左右されにくいです。スキニー初心者の方であれば、まずはミッドライズから着用してみると良いでしょう。
このように、股下の長さによってそれぞれ穿き心地や得られる効果が変わります。自分の気になる部分や得たい効果などによって、どれがいいのか選んでみましょう。
もし、どれを選ぶべきなのか迷ったら、まずは最も一般的なミッドライズに挑戦してみましょう。そこから、ハイライズやローライズに挑戦すると抵抗なくスキニーコーデを楽しめると思います。
まとめ
今回はストレッチパンツのスキニーの特徴やメリット・デメリット、サイズの選び方などを解説しました。窮屈感や動きにくさから、スキニーに対して苦手意識を持っている方もいるかもしれません。
そんな方こそ、ストレッチパンツのスキニーを一度試してください。伸縮性のある生地は動くたびに伸びてくれるため、スキニーでも窮屈感や動きにくさはあまり感じないでしょう。
B-THREEは、店舗販売と通信販売をしている、スタイリッシュで耐久性に優れた360°伸縮の美脚ストレッチパンツ専門店です。
今回紹介したような、ストレッチスキニーパンツも販売しています。コーデの例も紹介されているので、ストレッチパンツ初心者の方はぜひ参考にしてください。