
細身のおしゃれなパンツを穿くとき、ウエストや太ももあたりが窮屈で悩んだことはありませんか?
伸びやすい生地で作られたストレッチパンツなら、タイトなパンツでも穿きやすく、体型が気になる人でも気軽にコーディネートに取り入れられます。ストレッチパンツは、デザイン性や機能性が異なる商品が沢山販売されており、どのようなモデルを選んでいいか迷うことも多いでしょう。
この記事では、メンズストレッチパンツの種類や穿きこなし方、選び方のポイントを詳しく解説します。
目次
ストレッチパンツの特徴

ストレッチパンツが普通のパンツと大きく異なる点は、生地に伸縮性の高いポリウレタンが使用されていることです。
ポリウレタンとは、ゴムのように伸びる素材のことです。普通のパンツで使う生地にポリウレタンを3%〜5%配合するだけで、伸縮性の高い製品が完成します。
ポリウレタンは伸縮性に優れているだけではなく、柔軟性・軽量性・速乾性・防シワ性などを備えた高機能な素材として、さまざまな衣類に使用されています。
ストレッチパンツにおいては、生地全体の数%しかポリウレタンを使用しません。そのため、組み合わせる素材のレパートリーが多いことから、夏場に涼しい軽量/速乾モデルや冬場に暖かい蓄熱/保温モデルなど、季節にマッチする製品も数多く販売されています。
メンズストレッチパンツが人気の理由

メンズパンツには、丈夫な生地でできたジーンズや、軽量で通気性の良いイージーパンツなどさまざまな種類があります。
数ある種類の中でも、ゴムのように伸びるストレッチパンツがなぜ人気なのか、その理由をご紹介します。
脚にしっかりフィットするのに締めつけ感が少ない
ストレッチパンツは、お尻や脚全体にフィットするような細身のモデルでも、締め付けられている感が少ないのが人気の理由のひとつです。
綿100%のスキニーパンツの場合、屈んだときに窮屈さを感じることがありますが、ストレッチパンツなら生地が脚の動きに合わせて伸縮するので、締め付け感が大きく緩和されます。
ぽっこりお腹でもタイトなパンツを穿ける
タイトなパンツを穿くときに「ウエストのボタンが閉まらない」「太ももでパンツが止まってしまった」などの理由で、泣く泣く諦めてしまった人もいるでしょう。
ストレッチパンツなら、生地の伸縮によって5cm〜10cm以上(商品によって異なる)のゆとりができますので、体型に対して細めのパンツでも穿きこなせる可能性が十分にあります。
膝下までフィットするストレッチパンツであれば、見た目の脚痩せ・脚長効果にも期待できますので、体型に自信がない人でも気軽に穿くことができます。
大きな動作をしても破れる可能性が低い
ストレッチパンツは、大きな動作をするスポーツやアウトドアでも安心して穿ける万能なアイテムです。
脚を大きく開いたときに膝に引っかかったり、勢いよくしゃがんだときにお尻が破れたりする可能性が低いのはストレッチパンツの大きなメリットです。
ただし、同じパンツを穿き続けると膝の生地が伸びる「膝抜け」が起こりやすくなります。アイロンがけに対応できる製品であれば、パンツを裏返して霧吹きで少し湿らせ、アイロンをかけることで、膝抜けを緩和させることができます。
メンズストレッチパンツのシーン別の穿きこなし方

メンズストレッチパンツは、日常のあらゆるシーンで万能な活躍をするアイテムです。
具体的にどのような場面で穿きこなすことができるのか、いくつか例を挙げてご紹介します。
アウトドアシーン
アウトドアシーンでストレッチパンツを穿くとき、ストレッチ性が高く、撥水性に優れたモデルが適しています。
駐車場から拠点まで険しい道を歩くときや、テントの設営や焚き火の準備をするとき、伸縮性の高さによって脚に疲労が溜まるのを軽減してくれます。
急に雨が降ってきたときでも、撥水性に優れたモデルであれば水を弾き、生地に水が染み込んでストレスになる心配もありません。
屋外でのスポーツ・運動
屋外でのスポーツやランニング用でストレッチパンツを穿きたい場合、動きに追従するストレッチ性を備えたモデルを選びましょう。
裾にファスナーが付いているモデルであれば、シューズやスパイクの穿き替えがスムーズになります。ファッションブランドだけではなく、スポーツブランドからも運動に適したモデルが販売されていますので、チェックしてみてください。
ジム・トレーニングウェア
大量に汗をかくジムやトレーニングでは、通気性・吸汗速乾性に優れたストレッチパンツがおすすめです。
ストレッチパンツは種類によって伸縮性が異なりますので、ポリウレタンの割合が高い運動用のモデルを選びましょう。テーパードの入ったモデルであれば、着痩せ効果によってスタイルを良く見せることもできます。
ビジネスシーン
真面目な雰囲気を出しつつも、スタイリッシュなパンツを穿きこなしたい場合は、テーパードパンツやスラックスがおすすめです。
今までぽっこりお腹でタイトなパンツが穿けなかった人でも、ウエストが伸びるストレッチパンツなら、普段穿いているパンツよりも細めのモデルを穿くことができます。
デスクワークをする場合でも、お尻から太ももにかけて生地が柔軟に伸びますので、長時間の座り作業でもお腹が苦しくなりにくいです。
スーツやセットアップのストレッチパンツは、普通のパンツの見た目と大きな違いはないので、大事な営業や会議でも気にせず穿くことができます。
プライベート
ストレッチパンツの種類はとても豊富で、タイトなスキニータイプから機能性の高いカーゴパンツまで展開されています。伸縮性の高さを活かしてスリムフィットのスキニーパンツを穿く場合、全身のシルエットが「Yライン」・または「Iライン」になるような着こなしを意識すると綺麗にまとまります。シルエットが長所であるタイトなストレッチパンツを穿く場合、丈が余らないように穿くのもポイントです。
メンズストレッチパンツの選び方

メンズストレッチパンツは、需要の高さからさまざまなブランドが展開しています。
どのようなモデルを選んでいいか悩んだときは、好みのデザインやカラーに加えて、シルエット・機能性などにも注目してみてください。
シルエットの種類で選ぶ
パンツ全体の形を表すシルエットは、主に以下のような種類に分けられます。
シルエットの種類 | 特徴 |
ストレート | 膝から下のレッグラインが直線的な形状 |
テーパード | 膝下に向かってレッグラインが徐々に細くなっている形状 |
スリム | ストレートよりも全体的に細身の形状 |
スキニー | スリムよりも全体的に細身の形状 |
ワイド | ウエストから脚下まで直線的で横幅が広い形状 |
フレア | 膝周りは細身、裾先は大きく広がった形状 |
クロップド | 裾を切り取って6分〜8分丈にした形状 |
どのようなファッションにも柔軟に合わせられるのはストレートですが、脚のシルエットを綺麗に見せたいコーディネートにはスリムやスキニーが適しています。
コーディネートの全体をイメージしながらシルエット選ぶことで、アンバランスになってしまうことを避けられます。
機能性の高さで選ぶ
ストレッチパンツの機能性は、素材の組み合わせや加工の仕方、デザインによって大きく異なります。
多機能・高機能のストレッチパンツを選びたい方は、以下のポイントに注目してください。
- 伸縮性
- 通気性
- 吸汗速乾性
- 撥水性
- UVカット機能
- 防風性
- 保温性
- 防シワ性
- ポケットの数
- ファスナーの種類
ひとつのパンツに全ての機能が備わっているわけではありませんので、活用シーンを想像しながらお気に入りの1本を選びましょう。
高級感と保温性を備えたウォームニット・テーパード

ストレッチパンツ専門店の「ビースリー」が提供する「ウォームニット・テーパード」は、上品な見た目でありながら、保温性に優れたシックなメンズストレッチパンツです。
フラットな織物のような見た目のポンチ編みが高級感を演出しており、シワや型崩れに対する高い耐性があります。
シルエットは、脚下に向かって細くなるテーパードをベースとしており、ウエストがゴム仕様になっているため、穿きやすさもしっかり備わっています。

両足のセンターに縫い込みによるピンタックを施していることから、センタープレスが取れる心配がなく、オフシーンでもオンシーンでも幅広く活用できるのもウォームニット・テーパードの魅力です。
保温性の高い裏起毛加工のため、秋から冬の寒いシーズンにこの1本があれば、コーディネートの幅が一気に広がります。
「ウォームニット・テーパード」は、AWシーズンにワンランク上のコーディネートを実現させる、おすすめのアイテムです。
まとめ
メンズストレッチパンツは、伸縮性の高さ・穿き心地・着回し力を備えた万能アイテムです。
シルエットを重視したスタイリッシュなコーディネートにおすすめのストレッチパンツは、アウトドアやスポーツを存分に楽しみたいときでも気軽に穿くことができます。
伸縮性の低いパンツと比べて、長時間穿き続けることによる疲労が感じにくくなりますので、ビジネスシーンでも大活躍します。
ご自分に合ったメンズストレッチパンツをお探しの場合は、どのようなシーンで穿くのかをイメージしながら、シルエットや機能性にも注目しておすすめの1本を選んでみましょう。