パンツやズボン、スラックス、ボトムスなどはよく耳にすると思いますが、それぞれどういった違いがあるのか正しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
この記事では、パンツ・ズボン・スラックスの違いや特徴を詳しく紹介します。
今まで、特に意味や呼び分けについて意識していなかった方でも、この記事を読んだら誰かに話したくなるかもしれません。
目次
パンツ・ズボン・スラックス・ボトムスの違いは?

パンツ・ズボン・スラックス・ボトムスの、それぞれの大まかな違は以下の通りです。
- パンツ:英語が語源
- ズボン:二股に分かれて片足ずつを包む衣類の総称
- スラックス:上着と合わせて着用するフォーマルなタイプ
- ボトムス:下半身に着用する衣類全般
ここでは、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
英語が語源である「パンツ」
一言にパンツと言っても、大きく2つの意味があります。
- 二股に分かれて片足ずつを包む衣類の総称
- 下半身に付ける下着
二股に分かれて片足ずつを包む衣類の総称としてのパンツの語源は、アメリカ英語です。パンツの中でも丈の長いものを指す場合が多いです。
アメリカ英語では「Pantaloons(パンタルーンズ)」でしたが、それを略した単語です。
ここで注意すべきは、アメリカ英語とイギリス英語で「パンツ」の意味が異なる点です。イギリス英語でパンツは下半身に付ける下着を指します。
そのため、一見同じ英語でも違いがあるため、英語で「パンツ」と言う場合はアメリカ英語圏かイギリス英語圏かを注意してください。
日本ではイギリス英語と同様に二股に分かれる衣類をズボン、下半身に着用する下着をパンツと区別していました。
しかし、一流ブランドが長ズボンをパンツとして発表しこの呼び方が一般化、1980年代に入ってから急速に広がりました。
そのため、現在は二股に分かれた衣類をパンツと呼ぶ場合、下着の方をパンティと呼ぶなどの区別がされています。
二股に分かれ片足ずつを包む衣類の総称である「ズボン」
ズボンとは二股に分かれて片足ずつを包む衣類の総称で、指すものとしては先ほどご紹介したパンツと同じです。
ただ、ズボンは日本語のため外国では通じないと思っておきましょう。そんなズボンの由来は諸説ありますが、有名な説は2つあります。
- 穿くときにズボンっと脚が入るから
- ドレスなどを着る女性のための下着を指すペチコートがフランス語で「jupon(ジュポン)」でありこれがなまった
ズボンという言葉が日本に広まったのは、江戸時代末期から明治時代の洋服が取り入れられるようになってからです。
もともとは男性専用のファッションアイテムとして扱われていました。
しかし外国では1800年代後半から、日本では1900年代前半からズボンは女性のファッションアイテムとしても受け入れられるようになり今日に至っています。
このように、二股に分かれて片足ずつを包む衣類をパンツと呼んでもズボンと呼んでも間違いではありません。
ただ、イギリス英語圏でパンツは下着を指すもの、ズボンは基本的に日本でしか使えない点は把握しておきましょう。
さまざまな意味を持つ「スラックス」
スラックスとは、基本的にパンツやズボンと同様に二股に分かれて片足ずつを包む衣類です。しかし、厳密には違いがあります。
スラックスと呼ばれるパンツは、ベルトループ(ベルトを通すもの)やセンタープレス(パンツ中央の折り目)などがありフォーマルな場面で着用される場合が多いです。
日本で一般的に認識されているスラックスはここまでの説明の通りです。しかし、スラックスには他の意味が含まれている場合があります。
まずは、スラックスの由来は緩みやたるみといった意味がある英語のスラックであるため、本来の意味としてはスーツのパンツよりもカジュアルなものです。
先ほど紹介した説明とは、ほぼ逆の意味になっています。
実際にイギリスでスラックスとは、カジュアルな場面で着用する物であり、フォーマルな場面で着用するものはトラウザーズと呼ばれ別の単語が存在しています。
次に、スラックスが女性用のパンツを表している場合です。この場合のスラックスは、女性が着用しやすいように腰周りに丸みがあるようなシルエットになっています。
このように、スラックスには様々な意味があり、現在明確な間違いや正解はないかなり曖昧な言葉になっています。共通している点は、スラックスに使われている素材です。
- ウール
- ポリエステル
- コットン
スラックスでは、上記の3つの素材が使われている場合が多いです。しかし、この素材以外を使っていてもスラックスと呼ぶ場合もあります。
下半身に着用する衣類全般を指す「ボトムス」
ボトムスとは、下半身に着用する衣類全般を表す言葉です。
つまり、パンツやズボンだけではなくスカートやスパッツ、タイツ(ストッキングを含む)もボトムスに含まれます。
そのため、下半身に着用するものは全てボトムスです。日本語で表現するのであれば下衣となります。
下半身に着用するもの全てがボトムスに対して、上半身に着用する全てのものがトップス(上衣)です。
ズボンと呼ぶのはダサい?

パンツ・ズボン・スラックス・ボトムスの中でも、特にパンツとズボンに関しては同じものを指す場合が多いです。使い分けに関しても、はっきりしたものはありません。
つまり、二股に分かれて片足ずつを包む衣類をパンツと呼んでもズボンと呼んでも間違いではありません。しかし、一方で「ズボンと呼ぶのはダサい」といった風潮があります。
ズボンは昔から使われていた言葉であり、パンツは一流ブランドが使いだした言葉のためパンツの方が「イケている」といった認識をされている方がいます。
最近のファッション雑誌でも、ズボンよりパンツを採用している場合が多いです。
実際にズボンと言う呼び方がダサいかどうかは、人により変わります。
ズボンとパンツは基本的に同じものを指し、現在明確な違いが定義されているわけではありません。下着との区別をするためわざとズボンと表記している場合もあります。
間違いではないので、ズボンと呼んでもパンツと呼んでも問題ありません。自由に呼びましょう。
B‐THREEで購入できるおすすめパンツ3選を紹介
それでは、実際にB-THREEで購入できるパンツまたはズボンを3本ご紹介します。
B-THREEには実店舗と通販サイトがあるので、自分の購入しやすい場所で自分好みのパンツまたはズボンを探してみてください。
型崩れしにくいストレッチジーンズ生地のジーンズライク・ストレート

ジーンズライク・ストレートには、2色のカラー展開がされています。さわやかでどんなトップスにも合わせやすいアイボリーと、ジーンズらしいインディゴです。
ジーンズと言えば、硬い生地で窮屈な穿き心地のイメージがあるかもしれませんが、B-THREEのジーンズライク・ストレートは伸縮性に優れた糸を使っています。
そのため、窮屈な穿き心地は一切なく型崩れもしにくいので、日々のお手入れに手間がかかりません。また、ジーンズを穿いているとバッグやトップスとの摩擦が原因の色移りが気になる方もいるでしょう。
そういった声をもとに、色落ちや色移りがしにくいジーンズを誕生させました。窮屈さや型崩れ、色移りなどが気になる方におすすめです。
さらに、2色のカラーから選ぶことができます。
- インディゴ
- ブルー
カラーを選択できるからこそ、その日の気分や合わせるトップス、小物の雰囲気に合わせて好きなパンツを選べます。
ウエストがゴムで楽なケトレル・ストレート

ケトレル・ストレートは、以下の4色のカラー展開です。
- ブラック
- ブラウン(暗め)
- グレー(明るめ)
- ピンク
暗めの色合いと明るめの色合いのカラーがあるため、さまざまなファッションに合わせることができます。
絹のようなしなやかさとシワになりにくい耐久性のある糸を、特殊な編み方をするため型崩れなどがしにくいニット生地になっています。
優れた伸縮性を持っているので、他の織物生地にはないストレスフリーな穿き心地です。ウエスト部分は総ゴムを採用しています。
そのため、総ゴムだからこその着脱のしやすさに加え、着用中もストレスのない穿き心地に繋がっています。
カジュアルファッションにもきれいめファッションにも活躍してくれるパンツです。
まとめ
今回は、パンツ・ズボン・スラックスの違いやどういった呼び分けがされているのかなどをご紹介しました。
今までなんとなくで呼び分けをしていた方も、それぞれの違いについて分かって頂けたでしょうか?
パンツとズボンには明確な違いがない場合が多く、スラックスに関しては一般的に使われている意味と言葉の意味が若干違う場合があります。
言葉の使い方や意味はその時代によって変動するので、その時代にあった使い方をしていきましょう。
B-THREEでは、店舗と通販で専門店ならではの圧倒的なバリエーションを取り揃えています。どんな動きにもフィットして、皮膚感覚で360度伸縮するオリジナルのストレッチ生地を使用しており、美脚黄金比にもとづく緻密なパターン設計を行っています。
穿き心地の良いパンツまたはズボンを探している方はぜひ一度B-THREEへお越しください。