パンツには、天然繊維から化学繊維までさまざまな素材が使われています。多くの素材が使われているからこそ、素材によって特徴や穿き心地などが異なります。
今回は、パンツに使われる素材の特徴をご紹介します。
トップスや小物などに合わせてパンツを選ぶだけではなく、素材も1つの選ぶポイントにしてみてはいかがでしょうか。
パンツに使われる素材

パンツに使われている素材はさまざまです。今回は、その中でも特に良く使用されている素材を7つご紹介します。
- デニム
- コットン
- チノクロス
- ポリエステル系
- レーヨン系
- コーデュロイ
- リヨセルやテンセン
それぞれ詳しく紹介していきますので、ぜひ知っておきましょう。
汎用性が高いデニム
カジュアルなファッションに欠かせないのがデニムパンツです。ジーンズと言われる場合もあり、汎用性が高く世界的にも人気があります。
最近はカラー展開やシルエットによってカジュアルファッションだけではなく、きれいめカジュアルファッションやオフィスファッションとしても活躍してくれます。
デニムの中には、綿麻デニムとワッシャーデニムがあります。綿麻デニムはコットンと麻の軽めのデニムなので、春夏にピッタリです。
ワッシャーデニムは、インディゴ染めで使いこむほど味が出るのでデニムを育てたい方にぴったりでしょう。厚みがある生地なので秋冬におすすめです。
デニムの注意点としては、色落ちや色移りが挙げられます。
デニムを穿いた時にトップスやバッグがデニムと擦れ合って色移りをしてしまったり、洗濯したら他の服に色が落ちたりした経験がある方もいるでしょう。
濡れてしまったり、穿き始めだったりすると色落ちや色移りがしやすいです。購入してからはじめて洗濯や水通しをする際には、必ずデニム単体で行うようにしましょう。
厚手の生地である場合が多いコットン
コットンは、他の生地に比べると厚手でしっかりとした生地感である場合が多いです。薄いパンツよりも厚手の方が好きだという方におすすめです。
天然繊維なので、化学繊維だと肌荒れやかぶれが起きやすい方でも安心して着用できる素材になっています。
また、保温性・保湿性・通気性・吸湿性に優れている素材であるため、季節やシーンを選ばずに気軽に穿ける素材だといえます。
コットン素材の注意点としては、コットン100%の生地だった場合は生地が伸びにくいので窮屈感を感じてしまったり、乾きにくかったりする点が挙げられます。
窮屈感などが気になるのであれば、コットン100%ではなく他の素材と混ぜ合わせた生地を選ぶと良いでしょう。
コットンとストレッチ素材を合わせたチノクロス
チノクロスは、主にコットンを使用した厚手の綾織物です。コットン100%のものだけではなく、素材が混率されたものではコットンの割合が高いものを指す場合が多いです。
丈夫で耐久性があるため、もともとは作業着として使用されていました。肌触りや着心地が良く、縮んだり色落ちしにくかったりする特徴があります。
購入直後はしっかりとした硬さがありますが、洗濯をするとしなやかさや生地馴染みが良くなります。
どうしても硬さが気になるのであれば、穿く前に柔らかくなるまで数回洗濯しておくことをおすすめします。
チノクロスは光沢感があるものが多く上品な印象があるため、カジュアルだけではなくビジネスシーンでも活躍されます。
複数の化学繊維を混ぜ合わせたポリエステル系
ポリエステル系は複数の化学繊維を混ぜ合わせたものであり、合成繊維としても優れた性質を持っています。
もともとは天然繊維を真似て作られていましたが、最近はより細くより柔軟性があるものになっています。
耐久性や速乾性、防しわ性があり保管や手入れがしやすく、比較的安価で購入が可能です。
一方で、静電気が起きやすいので、静電気が気になる方や刺激でかぶれなどが発生しやすい方は避けた方が良いかもしれません。
再生繊維を使用したレーヨン系
レーヨン系の素材は、パルプなどの天然素材を使用した再生繊維であり、吸湿性と放湿性に優れています。
また、静電気が発生しにくいため、肌にまとわりつくような感覚はあまりありません。
レーヨンはシルクのような光沢感があり、シルクと同様の特徴を持っていながら染色液との相性が良く、手ごろな値段で購入できる点がメリットです。
一方で、デリケートな生地のため水に弱く耐久性も低いので、日ごろのお手入れには注意が必要です。
パイル織物の1つであるコーデュロイ
パイル織物の1つであるコーデュロイは、日本ではコール天やコールテンと呼ばれる場合もあります。
たて畝(うね)模様が特徴的で、光が当たる向きによっては立体的な光沢感が出ます。保温性が高いため、秋冬のファッション生地として使われることが多いです。
最近はコーデュロイの生地感が注目されており、春夏でもファッションに取り入れることが増えています。
指定外繊維ともいわれるリヨセルやテンセル
指定外繊維ともいわれているリヨセルやテンセルは、石油を原料として使用しておらず、ユーカリなどの木材を特殊な溶剤で溶かして作られる再生繊維です。
指定外繊維は比較的新しい繊維であり、家庭用品品質表示法(消費者庁)によって指定されていない用語をまとめて呼んでいます。
そのため、このような指定外繊維を使用したパンツに関しては、タグに指定外繊維と記入したうえで、カッコ書きでリヨセルやテンセルと記載されています。
リヨセルとテンセルは、商標の違いであり素材としては同じ物です。
特徴としては、適度な光沢やハリ、コシ、弾力性が挙げられます。一方で、摩擦で毛羽立ちしやすく濡れると風合いが固くなる場合があります。
B-THREEで購入できるおすすめパンツ
ここからは、B-THREEの店舗や通販サイトで購入できるおすすめパンツを4本紹介します。ここで紹介するパンツは、全てストレッチ生地を使用しています。
そのため、穿いたときの窮屈感や締め付けられるといった感覚がないのでリラックスして穿いて頂けるでしょう。ぜひ、B-THREEでお気に入りのパンツを見つけてください。
アウトドアやレジャーなどのオフの日にはジーンズライク・ストレート

アウトドアやレジャーなどオフの日におすすめなのは、こちらのジーンズライク・ストレートです。
カラーも定番のインディゴだけではなく、ブルーも用意しているため、おしゃれの幅も広がります。
ジーンズと聞くと、硬く窮屈感のある穿き心地を思い浮かべるかもしれません。
しかし、B-THREEではゴムのように伸縮する糸を使用しているため型崩れもしにくく、履き心地の良いパンツになっています。
色落ちや色移りもしにくいので、トップスなどへの色移りなどの心配がありません。
それだけではなく、アウトドアなどに出かけて汚れてしまっても心置きなく洗濯していただけます。
ストレスフリーな穿き心地のケトレル・ストレート

絹のようなしなやかさを持ち、耐久性に優れたストレスフリーな穿き心地のケトレル・ストレートです。
特殊な編機と編み組織を駆使しているため、型崩れがしにくいニット生地です。
裏表の編み柄を変えられる特別な編機で編み上げたニット生地は、一見織物にも見えるような高級感を感じます。
ウエストは総ゴムを採用しているため、着脱のしやすさだけではなく、ストレスフリーな穿き心地にも一役買っています。
ウエスト部分にはゴムのサイズを変更させるためのホールも開いているため、自分にピッタリのウエストサイズに変更させることも可能です。
リラックス感と穿き心地を追求したパンツになっています。
光沢感のあるシャドウ柄シャイニーシャドウ・ストレート

このパンツのシャドウ柄は、ブリーチ加工やプリント加工ではなく特殊立体編みと伸縮調整の技術で生み出しています。
上品な風合いとフィット感は、B-THREEでしか実現できない技術の結集です。
肌に当たる内側の部分には、ストッキングなどに使用されている糸を使用し、なめらかでパウダータッチの肌触りになっています。
また、膝とポケットの位置を高く設定したことによりオリジナル脚長美脚パターンを表現しています。
それだけではなく、上品な光沢を持つシャドウ柄技術で健康的に脚を長く細く見せることが可能です。
上品な風合いを持っているため、コーデの幅も広くフォーマルやオフィスなどいつでも活躍してくれるパンツです。
まとめ
今回は、知っておきたいパンツに使われる素材の特徴を紹介しました。パンツには、今回紹介した以外にもさまざまな素材が使われています。
また、指定外繊維として紹介したリヨセルやテンセルのように、今後新しい繊維が生まれる可能性もあります。
素材により、穿き心地や日ごろの手入れのしやすさ、与える雰囲気などが変わります。
パンツの色やシルエットに注目してコーデを決める方が多いかもしれませんが、この記事を読んだ方は一度パンツの素材に注目してコーデを考えてみてください。
B-THREEでは、選りすぐりの素材のみを使用し、糸一本から開発を行っています。
そのため、どんな動きにもフィットして皮膚感覚で360度伸縮する、オリジナルのストレッチ生地が特徴です。
ストレッチパンツ専門店ならではの圧倒的なバリエーションがあるため、お気に入りの1本がきっと見つかるでしょう。